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あっという間に金曜日です。

何だか今週は風邪だったのか、いつものアレルギーだったのか、鼻ずくずく、声が枯れていた状態の私でしたが、今日は大分元気に声も出るようになり、やっと復活してきました。そして、あっと言う間に金曜日です。

自分の周りのことですが、最近ちょっと悲しい知らせが立て続けで、なんだか落ち込みぎみだったのですが、昨日は自分のことにように嬉しい知らせを娘の口から聞いて、ちょっと元気が出たというか、とても励まされました。

今、娘が通う特別時間割コースには、音楽だけではなく、プロのバレリーナを目指した生徒達も毎朝同じクラスで方を並べて一緒に学んでいます。

その子達の何人かが、来年度のオペラ座のバレエ学校の入学試験をこの11月に入ってから受けていた事は、既に知っていたのですが、とうとうそのうちの、御友達二人が第二次審査にも合格して、晴れて来年に入ってすぐ、最終的に入学が決定する前に、寄宿しながら半年間の研修を受けることになったそうなのです。

今朝、そのうちの一人と、学校の開門前に話が出来たのですが、悲しいことにあと一ヶ月で、今いるコースを離れるとのことで、出会って間もなく、すぐに別れがくるということで、自分の子のことのように嬉しい反面、なんだか寂しくなりました。

今でこそ、子供達も携帯やメールなどを持っている御陰で、連絡を取ろうと思えば、すぐに取れる関係ではありますが、これからもっともっと練習に励んで行くんだろうなあと思うと、今まで一緒に居られた時間がすごく貴重なもののように思え、娘にもあと一ヶ月、楽しい思い出が一杯できるといいね、と話していました。

この二次試験がある直前に、たまたまもう一人の御友達とも話していたのですが、みんな週末もなく、試験のレッスンに明け暮れ、音楽院の特別コースに入ったばかりといっても、週35時間にも及び、レッスンや練習をしていると耳にして、驚いていたばかりです。そして、頭が下がるばかりでした。

我が娘もハープなどを始めてから、今年からもっと忙しいと言っても、今の音楽コースとハープのレッスン及び個人練習を入れて、週20時間に及ぶか及ばないかです。

親や先生などの影響も少なからずはあるとは言っても、弱冠10歳で、自分の将来の道を決めて、それに向って突き進む姿には目を見張るものがあり、とても輝いています。
そして心から、応援していますし、この先も頑張って欲しいと思います。

特にスポーツの世界では、健康管理、怪我、精神面での強さなどが試されると思います。
音楽の世界も、ちょっとそこに似ているところはあり、コンクールや演奏会などで、準備や移動があったり、待ち時間があったりする中、自分の出番に、一番いい状態の演奏をするという目標があり、それに向って日々、練習だけではなく、本を読んだり、色々な場所に行って、感性を磨いたりすることがあります。
評価されるからやるのではありませんが、自分の演奏に興味を持ってくれて始めて、理解が得られる所もあるのではないかと思います。
でも、理想は、自分がやりたいから、好きだから、楽しいから、を大切に、これからも娘の側で応援したいと思った今日この頃です。

我が娘も弱冠10歳。
私が10歳だった当時よりも、遥かに色々なものを見て、経験してきています。
その御陰で、私も一緒に色々と経験させて貰っているのはとても有り難いことです。

今日は晴れ。
久々に朝焼けのエッフェル塔とセーヌ河を。











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