スキップしてメイン コンテンツに移動

外出規制中の子供の自宅学習について

とうとうフランスの外出規制の段階的緩和が明日からとなりました。
パリはまだレッドゾーンなので、外出の際の規制は多く、中学校や高校の再開の見通しはまだありません。
ただ、ある先生曰く、娘の中学は早くても6月2日から再開の可能性がある事、他の教科の先生は、もし学校が再開できたとしても、学校に来ない(来られない)生徒も実際出てくるので、このままオンラインやネットを利用しての自宅学習が続くだろうと言われています。

自粛生活中の子供の自宅学習は、学校と家庭との共通サイトに初日から数日間不具合があり、最初の週は、自宅学習を進めていくのに少しバタバタしましたが、さすがに最近は慣れて来ました。

毎週少なからずあるオンライン授業も、そのお陰で、子供の気持ちも一瞬引き締まるようでいいようです。
ただ、画面を見続けることが少し疲れるようではあります。

提出物も、Wordなどコンピュータを使って作成し、送受信したりする事も多く、この自粛生活で一層スマホやコンピュータを使うことが増えました。

語学のリスニングなどの勉強は、録音されたものを共通サイトで聞いて、自分で学習できるようになっていたり、質問があれば、先生と直接メッセージの送受信も出来るようになっていますが、全体的にプリント等が多いようです。

先日は初めて、音楽院からの課題で楽譜作成アプリを使った作曲(編曲)の宿題の提出もあったりしました。

体育の課題では、日毎に目標を設定した一週間分の自宅での運動記録をつけて提出したりもしています。

自宅学習中ですが、テストもちゃんとあります。

娘の一日の生活は、起床後にまずは読書からスタート。それかスマホのメッセージのチェックを。
オンライン授業があるときは、その準備と授業を。ない時は、今日の課題を始めます。
就寝時間は相変わらず遅いので、適度に休息時間を自分で取りながら、大体朝の10時から夜の23時までの間にその日の予定(課題)をこなします。
お天気の良い日はテラスに出て勉強をしたり、読書もしています。

座っている時間がどうしても長くなってしまうので、時間に余裕がある日は、適度な運動もしていますし、課題の音楽の練習もあるので、自分なりに工夫しながら毎日学習しているようです。

自宅学習の中で一番大変だなと思ったのは、毎週の音楽の課題を録音又は録画して、毎回送信する事です。
一回めの撮影で済んだのは、この55日間でたった一回だけ。
娘が割と完璧主義ということもありますが、何度も取り直す事も多く、この状況がまだしばらく続くかと思うと、ちょっと、、、ですが、やるしかありません。

中学校の薦めで、今までの復習が家庭でできるように、Cnedという通信教育専門のサイトに無料登録もしましたが、娘は殆ど使っていません。
中学の先生が送ってくるプリントや課題で、とりあえず十分な模様。。。

毎週しっかりと指導はあるので、それは良かったかと思います。

もし無事に6月から少しずつ色々と再開しても、9月になって通常通りになるとはまだ不確定という事で、政府側も自宅学習とスクーリングの混合学習を続けて検討しているようです。

噂では、来年の1月にどこかの地方音楽院の再開論があったらしく、娘の音楽院仲間たちが少々ざわついています。

とにかく、無事に規制緩和が開始され、それが続行され、コロナウイルス感染拡大が早いうちに収まる事を強く祈ります。。。


コメント

このブログの人気の投稿

パリのおしゃれな丼もの屋さん "Yamaya"

こちらで仲良くなった日本人の御友達が、パリで、日本食のおしゃれな丼もののレストランを、晴れてオープンしたので、オープン日の今日、早速お邪魔して来ました〜! お店がオープンする前から、色々見せては頂いていて、どんな風になるのかなあと楽しみにしていたので、本当に待ちに待った今日という感じでした。 娘が注文した鳥つくね丼ぶり。 おしゃれな容器に野菜もたっぷり、お味噌汁も具沢山です。 私は、お魚の鯛丼ぶりを。 お野菜等の良い香りがして、風味豊かで味わい深い鯛丼ぶりを頂きました。 抹茶アイス最中をデザートに。 他にもほうじ茶ケーキ、抹茶ケーキなどがあります。 世界最古のデパートと言われる、ボン•マルシェから徒歩ですぐの場所にレストランはあります。 メトロの駅も13番線、12番線、39番及び70番のバスでも行けます。 場所は、パリ7区、バビロン通りの58番地です。

パリの市民コンセルバトワールの話 その1

どれくらい、皆さんが興味があるのかはわかりませんが、フランス、特にパリ市のコンセルバトワール教育(音楽院)の話をちょっとしたいと思います。 まずパリ市は20に及ぶ区に分けられていて、1、2、3、4区はソントル(中央)と呼ばれる1つの合同コンセルバトワールとなっているので、区のコンセルバトワールは市内で合計17カ所にあります。 パリ市民なら、受け入れ枠の中でさえあれば、どこの場所でもコンセルバトワールに所属できるのですが(例えば、15区在住でも7区のコンセルバトワールの方が家から近くて、そこで受け入れ枠があれば入る事が可能です。そして、各コンセルバトワールによって、有名な先生とか、自分がつきたい先生が了解してくれた場合には、市内の別のコンセルバトワールに所属していたとしても、そちらで授業が受けられることもあります。)、ただ、市民の需要に大して供給枠はとても少ないので、席確保のための倍率はかなりのものです。 以前はかなり長い期間、登録日開始当日に、夜中くらいから並んで席確保をする親御さんがいて、それが多々問題になり、私達の娘の時は朝の8時から電話受付でした。そして、それも問題になり、その後はインターネットで登録後、くじをして当選した人が晴れてコンセルバトワールに入れることになりました。 区のコンセルバトワールは、エヴェイユと呼ばれるイニシエーションコースから始まるのですが、そこから席の確保ができなくても、毎年募集があるので、応募は必ずできます。 既に、個人で楽器などを習っている子供達は、オーディションを受けて合格し、枠さえあれば入ることもできます。 ただ、授業でまず、楽典を一年取ってから初めて楽器選択ができるのが公けにされている規律なので、そこで、楽典と合唱クラスを選択してから一年後初めて楽器にありつけます。それが、こちらでいう、CE2のクラス、8歳になったときです。 楽器選択に関しても、まず合同アトリエで、色々な楽器の存在を知った後に、希望により最低3つの楽器の小人数制のアトリエを取って、実際に希望する楽器に触ってみたり、担当の先生とお話ができたりとした後、その年に空いた席の枠と、楽典のテストの成績や出席日数などが関係しているのでしょうか、三つまでの希望を出してから、事務局が受け入れの受諾をするまで、実はどの楽器が出来るようになるのかわか

フランスの子供の託児事情

何だか、バタバタしているせいなのか、なかなかブログが書けずにいる最近でしたが、今日はフランスの子供の託児事情に関して少しつぶやきたいと思います。 今でこそ、日本では、結婚してからも共働きを続けるご夫婦が増えて来たようですが、フランスでは、女性が働くのは当たり前の所があり、子供を持つ結婚した(事実婚なども含め、ここでは結婚した状態ということで)女性であっても、初めて会った時にはまず、“あなたは何の仕事をしているの?”という質問が毎回のように投げかけられる次第です。 つい最近までは、結婚した女性は働いてはいけなかったという法律があったようで、その事を初めて耳にした時の私の驚きようったらありませんでした。 今は現在進行形で、女性のキャリア、社会での地位の獲得など、皆さん頑張られています。 と、いうことで、子供を産んだ母親達が、どのように子供の面倒を見ながら、働いているのかを少しご紹介できたら、と思います。 まず、妊娠6ヶ月目になると、子供の預け先がない大体の人達は、保育園に入園するための申請を自分の住む区(パリの場合)や市に申請します。生後2ヶ月から3歳まで、朝7時半から19時までの間、保育園に預けられるので、各ご家庭調整して預けています。保育費は各家庭の収入によって異なります。 保育園の人気は高いので、残念ながら誰でも入れることができないのがパリです。双子などや上の子供が既に以前通っていた、というような事実があると、話が早いのもフランスですが。。。で、次に考えるのが、託児所とベビーシッターや保育ママさんなどを利用することです。 託児所は多くて、丸2日間と半日又は5半日預けられます。ただ、これも働いているお母さんが実際には優先されます。こちらは6歳までです。生後6ヶ月か1年位から預けられますが、その託児所の受け入れ態勢で入れる条件も変わってきます。例えば、子供が歩き始めてから、という条件があったりもします。 Jardin d'enfantsジャルダン•ダンファン(2歳から6歳までの幼稚園のような、でも遊びが主の施設)もありますが、3歳になると、みな幼稚園が始まるので、預ける方達を見ていると、幼稚園に入る前の社会性を身につける場所として、少しの間行かせる親達が多いのかなという感じです。ただ、幼稚園は義務教育ではないので、そのまま小学校に