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フランス人のおもてなし術

こちらに来てから、良く家に食事に招待されることが多く、カップルや子供連れで参加する機会が一杯あります。

パーティー好きなフランス人達(仏語でそういう人達をFêtardと呼びますが)。
何か理由をつけては(笑)、良くそれぞれがとても気軽に企画をし、一緒に週末の午後や夜を過ごすことが今までにも数多くありました。

ソファーや、ベランダ上での、アペリティフから始まって、食事をするテーブルに移動し、またゆっくりお話をしながら、食事やデザートを取り、食後酒をソファーなどに戻ってゆっくり頂く、、、というような、当初は気の遠くなるような会への参加も、徐々に慣れて来て、会話に参加して、お食事やおしゃべりも楽しくなってきました。

気の遠くなる、、、というのは、例えば、19時頃から始まる会があるとすると、招待客が全員集まるのが大体30分〜1時間後。
それから、ゆっくりとアペリティフを頂いて、夕食のテーブルに付くのが21時過ぎ。
そこで前菜がある場合は、前菜、メインと続き、デザートを頂くのが23時、24時を回ることは当たり前という、、、感じです。

御飯を頂くのも大変だなーと思ってはいましたが、もっと凄いなあといつも思っていたのは、おもてなしをする側が、アペリティフからデザートまで全て手作り!という事でした。

忙しい御友達によっては、アペリティフは市販のものだったりもしますが、それもご愛嬌。上手にアレンジして、お皿に出て来ることが多いのです。(そういえば、そういう写真がないので、ここで載せられないのが残念ですが。。)


いつもお世話になっているあるご一家に御呼ばれした時。


お天気の良い日はテラスで。夏に日に焼けることを嫌わない仏人女性達。まずはアペリティフの時間。


ある御友達のお誕生会で。皆で替え歌を歌っている所です。


毎年恒例になってきたご近所の御友達家での年末のパーティー。


我が家で、結婚したばかりの御友達ご夫婦を呼んでのささやかな焼き肉パーティー。

人が家に着いてからの時間配分の取り方や、テーブルやサロンなどの飾り付けなどは、いつも参考にさせて頂き、自分が招待する時に、私なりに出来る限りアレンジしている次第です。

そして、御呼ばれした時、何をお土産に持って行くかは、呼ばれた側と呼ぶ側の友達関係にもよります。仲が良いと、私はワインを持っていくわ、とか、じゃあ私はデザートを、とか向こうから(こちらからも)提案出来るので、その辺はあまり気を使いません。  一番無難で喜ばれるのは、チョコレートや花束などです。

普段、自分では作らないし食べない、ウサギや、うずら(それも丸ごと!)、カモ肉、ラム肉料理などはそうやって、御友達の家で頂くことが出来るのでした。。。
我が家は代わりに、要望の多い、日本料理等を作る機会が増えましたが。。。


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