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中学の特別時間割コース

昨年、こちらで言う小学校5年生から入学した音楽の特別時間割コースが、この9月から中学に進学となり、カリキュラムや時間割もまた新しくなりました。

娘の場合は、もう1つの音楽院で楽器のハープも専攻しているので、それなども付け加えると毎週のスケジュールは下記のようになります。

月曜日 午前8時〜12時 中学での授業+給食及び音楽院への移動
    午後13時半〜17時半 合唱及び楽典クラス

火曜日 午前8時〜12時 中学での授業+給食及び音楽院への移動
    午後13時半〜16時半 合同合唱クラスのみ

水曜日 午前8時〜12時 中学での授業+給食 
    午後 音楽院での授業がないので、日本語学校(13時半〜15時まで)。

木曜日 午前8時〜12時 中学での授業+給食及び音楽院への移動
    午後13時〜16時半 合同合唱クラス及び声楽技術個人レッスン

金曜日 午前8時〜12時 中学での授業+給食及び音楽院への移動
    午後13時半〜16時半 合同合唱クラス及びピアノの個人レッスン
    夜は、もう1つの音楽院でハープレッスン(20時半〜21時頃まで)

土曜日 中学授業なし。もう1つの音楽院でハープのアンサンブルレッスン及びあれば補講。

といった感じです。
お昼休みの間に、中学校内でスポーツなどを出来るクラスが設けられていますが、音楽院への移動時間など色々あって、残念ながら娘は参加できていません。

午後に中学での授業があるクラスになると、午前中が音楽院のレッスンで(楽器専攻者は、その生徒にもよりますが、週に三日くらい音楽院でのレッスンがあるようです)、ダンス専攻の生徒達は毎日何かしらのレッスンが入っているようですが、別校舎になるので、中学で同じクラスじゃないと、殆ど会うことがないのが、少し残念です。

このカリキュラムに、自宅での毎日の宿題や音楽(ピアノ、ハープなど)の練習、試験勉強などを入れると、なかなか中身の濃い1週間となります。

歌専攻の場合には、二つの音楽院を掛け持ちして、ピアノとは別に楽器を専攻している生徒の数も思ったより多く、選択する楽器により、個人のレッスンに加えて、オーケストラの練習が週一回だったとしても夜22時まであったりと、なかなかみんな忙しい生活を送っているようです。
中には、+αで、水泳やテニス、空手、新体操などのスポーツも習っている子達もいて、すごいなあと感心しています。

一瞬、これだと息が詰まりそうな気もしますが、集中して色々出来る所に利点があり、一年での学校のお休みも多いフランスなので、そこで休めるように良く出来ているなあとも思います。

余談ですが、近所の私立中学に通う御友達は、毎日18時まで、実際に先生が監視している、エチュードというクラスに残り、そこで、宿題も終わらせてきて、分からなければ先生に聞いて、サインも貰って帰れるようで、家では試験勉強や課題の本などを読めばいいだけ、とお母さんが言っていました。だから、他のアクティビティが(その子は乗馬と武術をやっているのですが)余裕で出来るとも言っていました。そのために、その中学を選んだとも。。。

小学校の3、4年生くらいから、既に中学をどこにするかと言う話はこちらでも結構話題に出ていて、私は何でそんな早くから、、などと思っていましたが、実際に中学に娘が上がってみて、学校を選択出来るのであれば、した方がいいというのは、まだ入ったばかりの身ですが、痛感している所です。

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