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子供の絵

私の娘の話で大変恐縮ですが、ごくたまーに、これはいいなっという絵を描くようになり、娘が絵を描き始めると、それを見るのが秘かな楽しみになってきました。

短大で幼児教育を専攻し、保育士や幼稚園の先生などをしてきた友人達にも囲まれている中、子供達の描く絵を、少なからず色々と見て来ましたし、それぞれの持つ個性が生かされている絵に出会うと、感動することが多々あります。
誰の絵が上手だとか、そういうことではなくて、描かれた雰囲気とか心の状況に感動するといいますか。。。

私自身は、幼児教育をやってきてはいながら、恥ずかしながら絵には全くの自信がありません。苦手意識の方が強く、学生時代に御友達に笑われたこともある程です。そういえば、幼稚園の時に、父の日の父の絵(男の人の顔)が描けず、父に悲しい思いをさせた思い出もあります。。。

それが、中学の時だけはなぜか、目覚めたのか、写生会で初めての銅賞、そして、市内の図書館に実母をイメージした版画が展示され、両親がびっくりした出来事もありましたが、それもそこまで。。。

そんな私の娘だし、お絵描き教室も通わせたことがないし、で、上手な絵を描いて欲しいと言うよりも、楽しんで絵を描いて、私のように苦手意識を持って欲しく無いという願いはあり、ずっと好きな様に、絵を描かせて来ました。



こちらは、幼稚園の年長さんで、クラスで同じ本を回して読んで、感想又は絵を描くという活動があった時のものです。これを見た時に、もしかしたら、うちの娘は、自分の感じるものを表現する力などが、わりとちゃんとしてるのかしら?と思い始めた頃です。


こちらからは、最近の絵になりますが。。。詩のノートにそれぞれの詩をイメージしたものを描く授業があり。。。こちらは、“犯罪の時”という題名の詩の絵。


こちらは“詩人の魂”という題名の詩の絵。歌から来ているので、音符が出て来ています。


こちらは、突然、ロンドンのポスターが欲しい!と、家にあるものを使って、勝手に作り始めたポスター。貼り絵もしています。


そして、2週目が雨模様だったバカンス中に、外に出たくない籠りがちの娘が描いた50センチ大の水彩画です。日本をイメージして、鉛筆の下書きなしで描いていました。
かなり楽しかったようですが。。。

これからも色々な事を娘なりに感じて、それを楽しんで、表現して行ってくれたらいいなあと思った今日この頃です。

結局、親ばかの話で失礼しました。。。

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