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フランスの中の日本

1996年の9月に渡仏してから、私はこちらにずっと住むようになったわけですが、当時、日仏カップルが増加してはいたものの、まだまだ日本や日本人に関する理解は他のアジアの国と変わらず(昔の植民地だったベトナムは別ですが)、フランスと言う国でどんな風に、日本が写っていたのかなあと思う事があります。

御友達のお子さん達(といっても、高校、大学生くらいが、)キャンディキャンディやキャプテンハーロック、UFOロボ•グレンダイザー(Goldorak)を見て育ったんだよ!と、私が日本人だと分かると、よく話かけてくれましたが、それが仏語版になると、キャンディの発音がコンディになり、キャプテンハーロックは、アルバトール(Albator)になるので、なんの話!?なのか全くわからないことが良くあったのを今では懐かしく思います。
当初はドラゴンボールや北斗の拳が流行り始めていて、仏人の間でも暴力的だとか、そうじゃないとか、賛否両論ありました。

今でこそ、ポケモンに、ドラえもん、ハム太郎、愛してナイト、キャプテン翼、ワンピース、など、本当に様々なアニメが浸透していて、NOLifeという漫画、アイドル、ゲーム専門のテレビ番組も出来、2000年から毎年パリ郊外で行われているジャパンエキスポでは、年が増す毎に最高の人出を記録しているようです。
その頃になると、ピカチュウなどのコスプレをした、仏人達がメトロなどで見られるので、なかなか面白いものがあります。

その御陰もあるのか、今でこそ色々な漫画が仏語版に訳され、日本人である私よりも、中高生に聞くと、良く漫画を読んでいて、日本の事を知ってるので、いつも驚かされています。。。

日本人観光客の方達がパリをツアーで回るバスが多かった頃は、何故フランス製品をごそっと買って行くのか、どうしてブランドにこだわるのか、など、良く仏人の御友達が疑問に思って、私に質問してきました。そしてその都度、日本人が持つフランス、特にパリへの憧れみたいなものの強さを話して来ました。

漫画、POPカルチャーなどの文化や和食などが浸透してきた今、日本への出張や留学、旅行などで行く仏人も増えた御陰で、TVや雑誌などで、日本の事がドキュメンタリーされることが増え、フランスにいても、日本がとても身近になってきた気がします。

所謂パリで言う日本人街はオペラ界隈ですが、確かに、日本食屋及び食品店、本屋、パン屋、漫画喫茶、カラオケ、お土産物屋が集中してあります。

和菓子屋や高級日本料理店もありますし、以前と比べると、美味しい日本食を食べられる機会が増えて来たのは、こちらに住むものにとっては本当に有り難い事です。

お花見のシーズンになると、日本人に限らず、桜のある公園にお弁当を持って集まってピクニックをする人達も増え、今では、日本のお弁当文化が盛んで、そういうケータリングサービスも増えて来ました。
こうやって少しずつ、色々な形で日本が受け入れられていることは、とても嬉しい事です。

私に関して言えば、エディション関係で働く仏人の御友達などが、いつも日本に関するものを見つけると、プレゼントしてくれるので、そこから、仏人達の目で見た日本ってこうなんだ、と改めて勉強することがあります。
長くこちらに住んでいるので、きっと日本が恋しいだろうと思って、いつも日本の事を目にすると私の事を考えてくれるというので、有り難いことです。。。

そして食事に招待又は持ち込みとなると、最近は専ら、お寿司などの日本食が好まれるので、日本で主に洋食を食べていた私としては、改めて日本料理を学び直すようになりました。。。

長くなりましたが、最近頂いた日本に関するものをご紹介します。


日本に住んでいた仏人女性が写真を主に撮って、紹介した本。


お弁当箱と、レシピのセット。


1000枚もある折り紙。(片側がのり付けされていて、それを外して使います。)


日本という名の大形版塗り絵。


日曜日だった昨日、娘と二人で2時間程頑張ってここまでです。
アンチストレス用だそうですが、昨日、娘と作業しながら、何故か学生時代に、文化祭などでこんなことしてたなあ、と思い出していました。
不思議です。。。


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