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3月9日

今日は、亡き母の79歳の誕生日です。
父と同じ月に産まれて、二人とも9がつく日が誕生日。

母が3人目を出産する同じ年頃に、私は一人目を出産しました。
当時は、御友達の両親の年齢よりも自分の年齢が高いことを気にしていた母ですが、今ではそんなことはない時代にもなり、三女である私は、自分が結婚するまではなるべく両親に生きていて欲しいと思っていた所、将来の伴侶だけは紹介できて、今では良かったのかな〜、などと思います。

海外旅行や洋食、音楽が大好きで、母の趣味の影響をかなり受けてきた私です。

頭の先から、つま先まで、いつもオシャレな人でした。

かなり裕福な父親がいたにも関わらず、その両親が離婚し、弟や妹を大学に行かせるために、働きながら勉強をしていた母。
今から想うと、母のイメージはとても贅沢な人だったな、と思う所が多いのですが、実は相当の苦労人、人の気持ちが人以上に分かる人でした。

町内会や学校のPTAの仕事などを率先してやり、道すがり、母に向って挨拶をする子供達がとても増えてきた中、一目を置かれていた母は、市議会議員選挙にでも出馬するのではないかと噂されていたくらい、当時は名前や顔が知られていました。
後に、母の貢献が評価されて、色々と表彰状を頂いたこともあり、娘ながら、母は凄い人なのかも、と秘かに思っていたこともあります。

それは、母が他界後、お通夜やお葬式を催した時に、かなりの人数の方達が参列して、母の死を惜しんでくれたことにも表されています。

自分が苦労してきたから、娘達には同じ苦労をさせたくない、そういう気持ちが強かった母の実際の行動力というものはとても今の私にはできないことで、当時私達娘もかなり贅沢やわがままをさせて貰ったように思います。

そんな亡き母に親愛なる敬意を込めて。

お誕生日おめでとう!!!

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