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11月, 2014の投稿を表示しています

フランスの子供の託児事情

何だか、バタバタしているせいなのか、なかなかブログが書けずにいる最近でしたが、今日はフランスの子供の託児事情に関して少しつぶやきたいと思います。 今でこそ、日本では、結婚してからも共働きを続けるご夫婦が増えて来たようですが、フランスでは、女性が働くのは当たり前の所があり、子供を持つ結婚した(事実婚なども含め、ここでは結婚した状態ということで)女性であっても、初めて会った時にはまず、“あなたは何の仕事をしているの?”という質問が毎回のように投げかけられる次第です。 つい最近までは、結婚した女性は働いてはいけなかったという法律があったようで、その事を初めて耳にした時の私の驚きようったらありませんでした。 今は現在進行形で、女性のキャリア、社会での地位の獲得など、皆さん頑張られています。 と、いうことで、子供を産んだ母親達が、どのように子供の面倒を見ながら、働いているのかを少しご紹介できたら、と思います。 まず、妊娠6ヶ月目になると、子供の預け先がない大体の人達は、保育園に入園するための申請を自分の住む区(パリの場合)や市に申請します。生後2ヶ月から3歳まで、朝7時半から19時までの間、保育園に預けられるので、各ご家庭調整して預けています。保育費は各家庭の収入によって異なります。 保育園の人気は高いので、残念ながら誰でも入れることができないのがパリです。双子などや上の子供が既に以前通っていた、というような事実があると、話が早いのもフランスですが。。。で、次に考えるのが、託児所とベビーシッターや保育ママさんなどを利用することです。 託児所は多くて、丸2日間と半日又は5半日預けられます。ただ、これも働いているお母さんが実際には優先されます。こちらは6歳までです。生後6ヶ月か1年位から預けられますが、その託児所の受け入れ態勢で入れる条件も変わってきます。例えば、子供が歩き始めてから、という条件があったりもします。 Jardin d'enfantsジャルダン•ダンファン(2歳から6歳までの幼稚園のような、でも遊びが主の施設)もありますが、3歳になると、みな幼稚園が始まるので、預ける方達を見ていると、幼稚園に入る前の社会性を身につける場所として、少しの間行かせる親達が多いのかなという感じです。ただ、幼稚園は義務教育ではないので、そのまま小学校に

フランシスク•プルボのイラスト達

今週も週末がやってきました。 ここの所、わりと穏やかなお天気のフランスでしたが、やはり11月ももう終わりに近づき、ますます寒さは増してきたように思います。。。 さて、今週お店に並ぶ物達の中に、レトロなフランスチックの絵があったので、ご紹介します。 (カートン上に描かれた子供達の絵) 教育に携わる両親を持ち、1879年に7人兄弟の長男として産まれたプルボ。 子供の頃から、絵を描くことに長けていたそうですが、美術学校には行こうとしなかったそうです。 1990年頃から新聞上などで、彼のデッサンが投稿され、1914年の結婚を機会にモンマルトルに居住することになりました。 挿絵画家、イラストレーターであったプルボ。 ビクトル•ユーゴーの“ああ無情”に出てくる、あのガブローシュ君をイメージしたのはその彼でした。 モンマルトルに当時住んでいたので、その街角にいる子供達を描き、困っている子供達を助けるために、無料診療所も開いたそうです。 今では、rue Poulbot(プルボ通り)という通りがモンマルトル界隈にあるそうですが。 今度機会があったら、探して行ってみたいと思います。。。

今週の面白いもの レトロなお人形

1週間があっという間に過ぎていっている感じがする今日この頃です。 最近はユーロ高が続いているせいか、蚤の市へと足を向ける観光客の方々が減っているパリでもありますが、お店を開けている限り、日々面白い商品を探す我々です。 さて、今週はセルロイド製でできた1歳児くらいの大きさのお人形さんが二つ程我が家にやって来ました。 Poupée ancienne en Celluloïd Numéro 690, Baigneur(? )Fabriqué en France.→Poupée Françoise?? おそらくフランス•ベニュー社製と思われるセルロイド製のお人形と思っていましたが、フランソワーズといものじゃないかと判明。。。 首の部分に690と番号が入っています。 Poupée ancienne ヴィンテージもののお人形。まだ、どこのものなのか分かってはおりませんが、とっても素敵な衣装と髪型です。 これで、また週末からお店のお人形コレクションが、少し華やかになりそうです。

フランスのクリスマスの過ごし方

11月ももう半ばで、そろそろクリスマスの支度が始まってきたフランスです。 クリスマスツリーを飾るのを12月1日からにする家や、聖ニコラの日(フランスでは日毎に、聖名がついています。ちなみにうちの娘は聖エルヴェの日に産まれました。クリスチャンの子は自分の名前の日にお祝いをしたりもします。)にする家など、まちまちです。 子供達には、アドベントカレンダーと言って、12月1日から24日までの毎日、小さいなオモチャかチョコレートなどを貰えるカレンダーがあります。 今まで我が家では、光ファイバーを使ったプラスチック製の“死なないもみの木”を、ここ数年間、毎年飾っていたのですが、去年とうとうガタがきたので、捨てることになりました。 私がまだ幼かった頃、実家には本物のもみの木があり、毎年お庭から鉢に植え替えて飾っていたのを今でも良く覚えています。 こちらで生きているもみの木を買うのはいいのですが、残念ながら、何故か使い捨て。 クリスマスが終わった後に、街のあちこちに、無惨にも置かれて捨てられているもみの木達を見て、今までどうしても、生きているもみの木を買う気がしなかった私ですが、今年は買ってみる事になりそうです。。。 御承知の通り、フランスはカトリックの国です。娘の御友達の中でも、教会学校に毎週通っている子を沢山聞きます。 ツリーやリースなどとはまた別に、イエス•キリストが産まれた様子を、実際にフィギュリンヌで飾るクレッシュと呼ばれるものを再現するご家庭もあります。 教会にいけば、大きめなクレッシュを見ることも出来ます。イエス様が産まれる前と産まれた後(イヴ前とイブ後)でちょっと様子が変わるので、両方見に行くのも面白いです。 (この写真は去年のものですが、これがある教会のクレッシュです。イエス様の産まれる状況が再現されています。) さて、日本ではイブというと、恋人達がロマンティックに、それとも御友達同士で、、なんてなるかと思いますが(最近の事は知りませんが、笑)、こちらは全く違い、家族皆が集まる行事になっています。 敬虔なクリスチャンの家ではとても質素な食事を終えた後、イブの24時までに教会のクリスマスミサに行き、イエスキリストの誕生をお祝いしますが、大体の人達は実家に集まり、おばあちゃんやお母さん達の手料理を味わうのが主流です。 メニュー

ハーフ(混血)の子供の日本語学習事情

現在8歳の私の娘は毎週一度、一時間半程、パリにある文化センターの日本語学校で、主に読み書きの日本語を学んでおります。 ハーフ(混血)として産まれて来た子供が話す言葉をどうしていくかは、ご家庭によって、それぞれの方針があり、それを進めて行く親御さんのご苦労もひしひしと感じる最近です。 ほんの少し前までは、フランスで今後生きて行くために、フランス語の方を完璧にした方がいいと言う親御さん達もいらっしゃり、両親のどちらかが日本人であっても、家庭での共通語をフランス語にして、日本語を一切教えていない方達もいらっしゃいました。 当時、日本語を学べる場所もかなり限られていた、ということもあるとは思います。 私が、以前住んでいた家の近くには、日本の幼稚園、保育園などがなかったため、1歳半までは娘は家で私と日本語で過ごし、1歳半からはフランスの保育園に通っていた為、それから殆どはずっと仏語づけの状態でした。 家で過ごすほんの少しの時間を私と日本語で話したり、歌ったり、本を読んで聞かせるのみで、私が日本語で話しかけても、仏語でかえってくることが多く、今後の勉強法をどうしたらいいのか悩んでいた時期でもあります。 幼稚園にあがると二つの日仏家庭との出会いがあり、そこで少し日本語での交流が増えたのですが、4歳〜5歳の年中さんで引っ越しが決まり、その交流も段々と自然消滅。。。 ただ、引っ越し先が、以前に私自身が勤めていた事のある日本人幼稚園にわりと近くなったので、これは良い機会!と、すぐに園長先生に連絡を取り、水曜日の一日中あるクラスは満員で無理でしたが、土曜日の朝だけのクラスに入れて頂ける事になったのが、娘が5歳の9月でした。 パリの日本人幼稚園に行くまでは、日本にもまだ帰国したことのなかった娘です。   最初は、パリのそこだけが日本の環境に慣れずにいましたが、私自身が先生方やその環境を既に知っていた事も手伝ってか、最終的には、とても楽しんで通わせて頂くことが出来ました。 今から思えば、季節折々の日本の歌や文化を学べ、運動会や作品展、お餅つき、お誕生会など、他にも楽しいアトリエの授業が一杯あり、クリスマスの短劇などにも参加させて頂いて、本当に楽しかったようです。 そして、幼稚園が終わってしまったら、日本語をまたどうすればいいのか、という問題が出て来て、こ

今週の面白いもの フレンチフォトフレーム

今週も、早いもので週末です。 今朝のパリは、雨の上、寒さが一層増して来た感じで、もう朝夕は手袋をはめた方がいいのではないかと思うくらいです。 街並もそろそろ、クリスマスの準備が始まりかけ、またお出かけして写真でも撮りに行こうかと思っている所でもあります。 この辺で、早めに親達はクリスマスプレゼント探しに精を出さないと、欲しい品物がなくなってしまうという現実にさらされるので、既に出ているオモチャのカタログなどを見て、予定を立てている親御さんも少なくはありません。 一年に一度のクリスマスというこのイベントは、仏人達にとっては、かなり重みがあるもののようで、ここで家族全員が集まって何時間もかけてクリスマスの食事を楽しむという、儀式みたいなものがあり、心待ちにしている人が一杯です。(中には、毎年のプレゼント選びが大変で、辟易しながらもう何年も過ごしている御友達もいらっしゃいますが、笑) 普段いつも会えない家族にも一度に会えることは、親御さん、兄弟にとっても嬉しいことのようです。 日本で言うと、お正月みたいなものなんでしょうね。 さて、先日、見つけたフォトフレームに、とてもレアなものがありましたので、ご紹介したいと思います。 Ancien cadre photo avec perles en verre 1850-1899 アンティークガラスビーズをあしらった1850年代〜1899年代のフレンチフォトフレーム どこを探しても全く同じものをまだ見ないので、かなり珍しいものかと思われます。 今週末から店頭に並ぶ予定です。

フランス人のおもてなし術

こちらに来てから、良く家に食事に招待されることが多く、カップルや子供連れで参加する機会が一杯あります。 パーティー好きなフランス人達(仏語でそういう人達をFêtardと呼びますが)。 何か理由をつけては(笑)、良くそれぞれがとても気軽に企画をし、一緒に週末の午後や夜を過ごすことが今までにも数多くありました。 ソファーや、ベランダ上での、アペリティフから始まって、食事をするテーブルに移動し、またゆっくりお話をしながら、食事やデザートを取り、食後酒をソファーなどに戻ってゆっくり頂く、、、というような、当初は気の遠くなるような会への参加も、徐々に慣れて来て、会話に参加して、お食事やおしゃべりも楽しくなってきました。 気の遠くなる、、、というのは、例えば、19時頃から始まる会があるとすると、招待客が全員集まるのが大体30分〜1時間後。 それから、ゆっくりとアペリティフを頂いて、夕食のテーブルに付くのが21時過ぎ。 そこで前菜がある場合は、前菜、メインと続き、デザートを頂くのが23時、24時を回ることは当たり前という、、、感じです。 御飯を頂くのも大変だなーと思ってはいましたが、もっと凄いなあといつも思っていたのは、おもてなしをする側が、アペリティフからデザートまで全て手作り!という事でした。 忙しい御友達によっては、アペリティフは市販のものだったりもしますが、それもご愛嬌。上手にアレンジして、お皿に出て来ることが多いのです。(そういえば、そういう写真がないので、ここで載せられないのが残念ですが。。) いつもお世話になっているあるご一家に御呼ばれした時。 お天気の良い日はテラスで。夏に日に焼けることを嫌わない仏人女性達。まずはアペリティフの時間。 ある御友達のお誕生会で。皆で替え歌を歌っている所です。 毎年恒例になってきたご近所の御友達家での年末のパーティー。 我が家で、結婚したばかりの御友達ご夫婦を呼んでのささやかな焼き肉パーティー。 人が家に着いてからの時間配分の取り方や、テーブルやサロンなどの飾り付けなどは、いつも参考にさせて頂き、自分が招待する時に、私なりに出来る限りアレンジしている次第です。 そして、御呼ばれした時、何をお土産に持って行くかは、呼ばれた側と呼ぶ側の友達関

今までの商品達 香水瓶など

今までに取り扱ってきた商品の中に、こんな可愛いものがありました。 最近あまり見かけなくなったので、ここでご紹介したいと思います。 Ancien Flacon Parfum en verre moulé bronze ajouré broderie Fleur début XXème ブロンズで透かし細工を施した花の刺繍のある古い香水瓶(20世紀始め) 後ろ側も素敵です。 Ancien parfum solide "Concreta-Molinard"peint à la main ハンドペイントで描かれた容器の固形のパルファン(フランス、モリナール社) このようにカラフルで可愛らしいデザイン。 親指大くらいの大きさの固形パルファンセットでした。もちろん香りも全部違います。 既に、これらの商品はお客様のお手元へ旅立ちましたが、またいつかどこかで出会うことが出来たらいいなあと思う商品の一つです。

トゥッサン(万聖節)のヴェルネゾン

早いもので今年も既に11月になりました。 朝夕は既に暗く、冬の訪れをひしひしと感じるフランスです。 クリスマス時期がイルミネーションとともに、とても幻想的で奇麗な街並になってくるので、たとえ寒くても、この時期を心待ちにしているのは、皆さんも同じではないでしょうか。。。 今週末の11月1日(土)は、万聖節の祝日で、土日に閉まっていたお店も多く、クリニャンクールの蚤の市はわりと静かな感じだった模様。。。 (ヴェルネゾンのある通り。お店も閉まっていて、人通りも少なく。。。) 今日で子供達のバケーションも終了。明日からはまた学校が始まります。 ということで、昨日(土)はまだ人出もあったヴェルネゾンも今日はそれもまばらで、うちの主人はお店の模様替えに一日精を出していたそうです。 (ここの入り口から入ると、我々のお店はすぐそこ!、です。) 10月31日がハロウイーンということもあり、何か飾り付けとかあるのかなあと聞いてみたのですが、蚤の市の他の区域のカフェ等ではジャック•オランタンなどの飾り付けがあったようですが、ヴェルネゾンは極めて静かだったとの事。 クリスマスシーズンにぜひ期待したいと思います。。。