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再登録、入学試験、年度末試験の時期がやってきました。

音楽院の特別時間割ダブルコースの在校生達は、年度末が近づくに連れて、着々と決められた試験の日程に従って、それぞれ準備をしている最近です。

合唱クラスの方は、既に楽典の第一次口頭試験が終わり、第二次口頭試験に向けて、そしてその他の教科の試験準備も始まっています。
楽器の生徒達もそれぞれの試験が始まりました。

そして、5月から来年度新規の入学試験が少しずつ始まっているので、ネットで予め4月までに登録した志願者は、それぞれ音楽院のサイトで、自分がいつ招集されているのかを試験日の約1週間前には確認し、試験日に備えます。

メートリーズ(合唱団コース)の入学試験は、既に今週終了しました。
今年は、試験内容に少しの追加があり、当日の試験体勢の改革がなされていて、二日間に渡り、2時間毎にグループ分けで招集されていたようです(実際の試験は一人で受けます。)。
5月末に発表される合格者達だけが、次に楽典試験を受けることになります。

パリ地方音楽院の試験は、音楽初心者に向けられたものではないので、この音楽院の特別時間割ダブルコースを受験したい場合は、区立のコンセルバトワール(音楽院)か他の音楽学校に予め登録して、音楽を習い始めておきます。(実際は、7歳くらいから受け入れてくれる自治体もあるようですが、パリ地方音楽院はこちらでいうCM1(小学校4年生)からしか入学できません。バレエクラスに至っては昨年から、中学生以上の募集のみとなりました。)

5月に入り、我々は、来年度の中学校や日本語学校の再登録手続き等を終え、後は、在校生向けの音楽院(コンセルバトワール)の再登録手続きが6月から始まるので(区立の音楽院の方は既に始まっています)、夏休み前に必ず忘れずに登録をしなければなりません。

そして、続々とそれぞれの試験や、オーディションと言う名の発表会がやってきます。

中学の方も、突然の抜き打ち試験があったり、なんだかソワソワ感満載の年度末です。







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