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海辺の街、トゥルービルにてハープの研修合宿に参加しました!

娘のコンセルバトワールのハープの先生がかなり活動的なことは、既にレッスンが始まった直後からうすうす感じてはいましたが、まさか、ご自分の夏休みを使ってまで、子供達を預かって研修旅行を計画しているとは、思ってもいませんでした。

こちらは、フランス。まあ、人にもよるのでしょうが、大体が、決められた自分の労働時間以上のことをすること自体が珍しく(特に残業手当を貰えないとわかれば、より一層!)、みんなバカンスの為に働いていると言っても過言ではない国。。。
さすが、アーティストは違うなあと感心しつつ、情熱家だなあと思っていたら、あなたも参加しませんか、となんと親である私にも声がかかりました。

聞いてみると、今回で3度目の研修で、親としての参加は私が初めて!
さすがに、娘にとっては1人で行かせる方がいいのではないかと思ってそれも伝えましたが、人手が欲しい、でも誰でも言い訳ではないというようなことがなんとなく伝わってきたので、娘と主人の意見も一応聞いてから、承諾することにしました。

さて、では、私がやることって一体なんだろう?と思っていたら、パリから電車に乗る時の他の先生の手伝いや子供達の監視から始まり、荷物運びの手伝い、毎日の子供達の食事の準備(今回は子供が14人、大人がその日によって7〜9人)、そして、片付けに掃除、夕飯後に先生達は音楽学校での仕事に戻っていたので、就寝時間中の子供達の見張り番、リクリエーション時間の手伝い(今回は折り紙や、先生たちへのお礼のカードの準備をしたり、海へ行く時や買い物の付き添いだったり)など、教会コンサートでのリハーサルの手伝いや、おやつの時間の手伝い、他、先生から依頼があれば臨機応援にその都度対応が求められ、ある程度自分で判断しながらやるべきことをこなし、毎日があっという間に過ぎて行きました。

その間、子供達は朝の9時から17時くらいまで(個人練習の時は18時半くらいまで!)、毎日お昼の休憩を入れながら、ハープ、パーカッション、ソルフェージュ、合唱などのレッスンを受け、夕方の空き時間を利用して、お天気のいい日には海で遊ぶという、本当に充実した日々を過ごしていました。

コンサートがあった最後の日の夜は、海が見える高台の先生宅で、親も参加しての研修終了打ち上げパーティを。賑やかな、いい雰囲気のなか、本当に長かった一日も無事終了。

最終日は、合宿所を掃除して、鍵を返した後、また先生宅で今度はお昼のバーベキュー!
非常に疲れてはいましたが、ものすごい達成感と、無事に病気や大きな怪我も争いもなく、1週間を終えたことに感謝しつつ、フワフワした気持ちでその日の夜、無事にパリに戻りました。

娘と二人で話す時間も殆どないほど、本当に忙しい日々でしたが、学生時代の修学旅行や、合唱コンクールや文化祭などの準備で、朝練、夕方練、居残りをして活動をしていた頃を懐かしく思い出し、こういう気持ちを忘れていたなあと、改めて昔の気持ちが蘇り、参加して良かったと心から思っています。

今回は特に、人と人との繋がりの素晴らしさも感じることができました。
娘にとっても、私にとっても、この一週間の出来事は何かが変わるきっかけになったようです。

それにしてもこんなに充実した日々を過ごしたのは何時以来でしょうか。。。笑



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