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ランスへの旅 2

行きたかった美術館が工事中だったので、急遽行く場所を変え、ランス人レモアのブルジョワ個人の館だったMusee-Hôtel LE Vergeurを訪ねると、その日最後のガイド付きツアーがこれから10分後にあると教えて貰えたので、そのツアーに参加することにしました。

1時間みっちり、素晴らしいお館の内部やそのコレクション、お庭などをガイドさんと我が家族のみで見ることが出来て、とても興味深く面白かったです。

https://musees-reims.fr/fr/musees/musee-le-vergeur/

見る物がとても多くて、そして写真は撮れなかったので、関心のある方は上記リンクをご参照下さい。


次の日は、朝から雨と冷たい風の中、レオナール藤田礼拝堂へ。
残念ながらシーズンオフで閉まっていたのですが、外観だけでも見て来ました。
後から知ったのですが、ガイドさんのツアーに参加すると、オフ中でも中の見学が可能だそうです。


余りにも雨風が強くなり、ちょっとカフェで一休みした後は、Musée de la Redditionという第二次世界大戦の終戦に関する、降伏博物館へ。
20分程の映画上映を観た後に、1945年5月7日の2時41分、ドイツ降伏に関する署名が行われた場所を訪ねる事が出来ました。

L'Armistice 8 Mai 1945 、この日はフランスも終戦記念日、祝日です。




アイゼンハワー連合司令官の座席から、その当時の様子が写真で表記され、実際にどこに誰の椅子があったのか、そのままの状態で保管されていました。

ランスの街は、第二次世界大戦の影響をかなり受けていて、このような歴史ある場所がある事を知らなかったので、今回足を運ぶことが出来て、とても良い勉強になりました。


余りにも寒くて、ゆっくりめにお昼を頂きつつ、温まりました。
こちらは、ブランケット•ド•ヴォー、そして下は娘の選んだオシャレなサンドイッチ。


帰りの電車の時間があったので、余裕を持って駅へ。



まだまだ訪ねたい場所を残しつつ、今回の旅は終了しました〜。
今度はシーズン中(5月くらいから)の暖かい時期にまた来られたらと思います。
お酒があまり強くないのですが、出来ればシャンパンの試飲ツアーにも参加したいです!


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