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フランス滞在許可証更新手続きのお話

前回の滞在許可証更新から、あっという間に歳月が経ち(笑)、新しく許可証の更新手続きをして来ました!

パリ市内でも、居住区が変わると、県庁関連の更新手続き場所も変わるので、まずは、ネットで、最近の更新事情について調べました。
そして、期限が切れる約半年前から、更新手続きの予約を取ることができました。
自分の持っているID番号等を入力すると、何時から申請予約可能と出てくるので、期限が切れる数週間前に合わせて予約を取りました(というか、最終期限に合わせて、日付と時間をサイトがかってに提示してくるので、自分で行けそうな日と時間を選択し、登録するという感じです)。

今回は初めて、書類を申請する場所と受領する場所が違ったので、そちらも気をつけないといけませんでした。

私の滞在許可証の場合、3年以上続けて他の国に滞在していると、新しくカードの申請をし直さないといけないので、フランス出入国関連の実際の期間の長さを確認するために、こちらも初めて、パスポートに記載されている全ての出入国印のコピーが必要でした。
そして、“一番最後にフランスに入国した日付”も聞かれました。
その他、配偶者や家族についての質問に答える用紙に必要事項をその場で記入します。
実際は、コピー機や証明写真機も申請場所に設置されているので、もしも準備が事前に出来なかった場合は、当日にも出来るようになっています。

予約時間より少し早めに申請場所へ行って、セキュリティチェックを受けて、また少し並び、受付でまず書類のチェックをされ、オッケーが出て初めて、受付番号が貰えるので、待ち合い室で、自分の番号が呼ばれるまで待ちます。
その後、自分の番号が呼ばれたら、書類を持って窓口まで行き、申請手続きをして、受領されて初めて、レセピセという期限3ヶ月の紙での仮滞在許可証が出ます。
数年前から、指紋を取られるようになったと聞いてはいましたが、今回確かに、読み取り式の機械で、10本の指全ての指紋を登録されました。
これも、今回が初めてのことでした。
以前よりも、手続き自体が簡素化されている、大分スムーズになったとは言っても、外国人の滞在取り締まりに対しては、やっぱり、色々厳しくなってきてもいるのかなと少し感じました。
ただ、全体的に窓口の対応に関しては、ここ数年良くなっているのではないかと思います。

滞在許可証は有料で、収入印紙で支払いますが、この申請時の支払いはまだなくて、後日、受領日時の招集が携帯メッセージで県庁から自動的に届くので、ネット上か、タバコ屋さんで、電子での収入印紙を購入します。
切手上の収入印紙は、県庁ではもう受け付けてはいないようです。
そして、電子印紙には期限があるので、早めに購入はしない方がいいそうです。

前回は、〜日から受領できます、と言われるだけで、特に日時が指定されることはなかったと記憶していますが、今回は初めて、シテ島にある県庁での受け取りだったので、日時がしっかり記入されていて、この日に行けないといつまた受け取りできるかわからないと言うものだったので、ちゃんと受領出来るまでは、いつもより少し緊張していました。
シテ島に来る移民者の数はやはり多く、時間前に行っても、セキュリティチェックのために必ず並ぶので(私は約20分並びました)、指定日時の時間には充分余裕を持って行かれることをおススメします。

申請書類に関しては、それぞれのケースで必要なものが少し違ってくると思うので、こちらで細かい記載はあえてしませんが、オリジナル書類+コピーという感じで、写真以外は殆どにコピーが必要と思われたらいいかと思います。

毎度のことだけれど、ちゃんと新しい許可証を無事に受け取るまでは、少しドキドキしてしまいますが、今回も無事に手続きが終了できてほっとしています。






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