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娘の中学生生活

小学校までは、子供の朝夕の送り迎えが必須だったこちらも、中学生くらいになると、一人で行き帰りをする子達も増え、12歳になった中学2年生(こちらでは、中1が6年生、中2が5年生、中3が4年生、中4が3年生となります)で、殆ど完全に、一人での通学になるようです。

我が家の場合や、特別コースにいる他のクラスメイト達は、通学に時間がかかる子達が多いので、通勤のついでなどに親に送って貰う子達もまだいますが、殆ど一人(近くに友達がいれば友達と待ち合わせて)で、メトロや郊外線、バスに乗って通学しています。

日本だと、小学校にあがると、定期をぶら下げて、小さな子達でも、一人でバスや電車通学をしていますが、こちらではそれはとても珍しく(12歳までは特に、何かあった時に、親の責任になるので)、8歳からやっと、学校の帰宅時のみ、子供一人で帰っても良いと言う家庭は、予め親の許可の元に(これもサインをして学校側に知らせた家庭だけ)、一人で帰れるようになりますが、それを実際にしている家族はとても少ないようです。

さて、我が家は、まだ朝だけは、夜のように暗いからと、遅刻をしたくないのとで、まだ最寄り駅まで、毎朝見送りをしています。

中学から音楽院への午後の移動も、距離が近くなったので、徒歩が可能になり、道すがらはわりと安全なのですが、まだなるべく一人にならないように、御友達と連れ立って行動するように指示しています。
時々、みんなで、休憩時用の飴などを買いながら、移動しているようで、初めて御友達だけで買い物をした日に、その喜びを語っていた娘です。

音楽院内にはカフェテリアがあり、そこの自動販売機で、時々おやつや飲み物などを買うのが楽しみだったのが昨年、笑。

少しずつ一人、御友達との行動範囲が広がってきていて、親としては心配は増えますが、実際に、この中学時代の間に、子離れを少しずつして行くのかな〜と感じているところです。

とにかくテストがちょこちょこと多いので、宿題はなるべく早めに、出来る時に終わらせて、いつでもテスト勉強が出来るようにしています。
ピアノやハープ、歌、ソルフェージュなど音楽の練習もあるし、で、その時の疲れの具合や次の日の時間割を見て、なるべく少しずつ毎日出来るように時間配分をしていますが、とにかく、毎日自宅でやることが多いのが特徴と言えば特徴で、ダラダラと帰宅したりすることは、週中は殆どなくなりました。

ただ、中学になると、特に公立は、授業がお休みになることが多々あるようで、既に今までに何コマか授業がお休みになりました。
来週もかなり色々とお休みで、空き時間が出るようで、午前中の授業がない日に、早速御友達と遊ぶ計画を立てている娘。
遊ぶ時は遊ぶ、やる時はやる!で、有意義な中学生活を送って欲しいものです。


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