昨年から、特別時間割ダブルコースで、一日の半分は、毎日のように歌などの音楽の授業を受けている娘です。 歌、合唱選択となると、楽器選択よりも女子の数が圧倒的に多いのですが、声変わりをするまでの間は、男子生徒もチラホラいて、声変わりをした後は、男性合唱の方に加わったり、楽器の方へ移動したり、とそれぞれの道があります。 さて、娘が現在所属する合唱クラスには、ほぼ第一期課程の生徒達、小学校4年生から中学二年生(場合によっては三年生)までの生徒達が混ざり、毎日のようにポリフォニーという合同の合唱レッスンを受け、毎年何回か予定されているコンサートに向けて、練習をしています。 そしてそれぞれの生徒達が、その合同レッスンの間に、ピアノや楽典、声楽技術の個人レッスンの授業に移動しながら、毎日の時間割が過ぎていくわけです。 娘が去年、入学した当時はこちらで言う小学校5年生。 音楽院内の移動も、各教室移動だけが主に一人でも許されていて、カフェテリアなどの使用は、中学生以上の誰かが付き添いをしないと事実上、使用できないことになっていました。 休憩時間になると、中学生以上の生徒達は、自由におやつや飲み物を買ったりしていたり、自由に色々していているのを見て、娘も早く中学に行きたいなあと思っていたようでした。 そして、特に小学生の生徒達、新入生達のために、いつから存在するのかは定かではないのですが、“小さなつぐみ”という伝統があり、先輩生徒達がそれぞれ、音楽院内の事はもとより、御友達関係などなど色々と面倒をみてくれる制度があり、娘も何人かの先輩生徒達に“小さなつぐみ”としてついてもらっていました。 これを選ぶ基準は、自分が好きな、なってほしい先輩に自分から依頼して、先輩からの了解がでれば成立という感じで、どちらかと言うと依頼主は後輩の方からというようです。 日本で言うチューター制度にちょっと似ているのか、でも先輩達はお母さんのような感じで、友達が同じ先輩についてもらったりすると、その友達同士で家族になり、娘になったり、おばさんやおじさんができたり、とそれぞれの広がりが続きます。 そして、それらの小さなつぐみの先輩達と面倒を見てもらっている後輩同士でクリスマスプレゼントを交換しあったり、年に一度、お祝い会みたいなものがあったりしているようです。 さて、今年度