毎年2月21日は、御友達のお誕生日でもあり、亡くなった母の命日でもあります。 娘が2006年の6月に産まれて、パスポートなどの準備をしつつ、2007年なら、もうすぐ会わせに帰国出来るかな、、と言う矢先に、以前から病気を患っていて、そして突然入院した母は、あっという間に逝ってしまいました。 まるで母の生まれ変わりかのように、命を授かった娘。 残念ながら、娘は母とは、一度も面識がないのですが、一度だけ、まだ娘が小さい頃に家におばあちゃんが来ていて、会ったことがあるよ、とのこと。 母がわざわざ娘を見に来てくれたのでしょうか。 ちゃんと私が母親をやっているか心配だったのでしょうか。 産まれた頃から、母乳しか飲まない、など、わりと自分の意志がしっかりした子どもで、親である私達自身も赤ちゃんというより、小さな一人の人間と接しているのをひしひしと感じていました。 それは、まるで、生前の意志のとてもしっかりした、小さな母と接しているようでした。 そんな娘も今年の6月で、もうすぐ11歳。 9月からはこちらで中学生になる年になりました。 母の他界から早10年が経ち、まだまだ色々聞きたいこと、話したいこと、共有したいことは一杯あったのに、それはずっと叶わずにいます。 その分、80歳を過ぎても元気でいてくれる父や姉家族、帰るといつも温かく迎えてくれる御友達がいる御陰で、娘も日本への気持ちが強くなり、日本語の勉強も頑張っているようです。 昨年、母のお墓参りをした時に、娘の進路関係のお願いをしていたので、それも叶った今、まだお礼参りが出来ていませんが、とりあえず、毎年恒例のお花を買って来ました。 お母さんいつもありがとう。ずっと見守っていてください。